動画で動く人や物にモザイクをかける方法
2026年11月3日
要点対象が動く範囲全体を覆える大きな範囲を1つ描くか、小さな範囲をいくつか用意し、時間をすき間なくつなげて、対象がその位置にいる間だけ覆うようにします。どちらもモーショントラッキングなしでできます。
プロ向けの編集ソフトでは、モーショントラッキングでこれを解決します。対象を一度指定すれば、ソフトが追いかけてくれる仕組みです。うまくいけば便利ですが、ずれたり、障害物の陰で対象を見失ったりするので、結局は1フレームずつ確認が必要です。短い動画なら、手作業の2つの方法のほうが早くて確実なことも多いです。Blur The Video には自動追跡がないため、ここではこの2つの方法を使います。
方法1:大きな範囲を1つ
椅子に座った人が少し動く、車が1車線を横切るなど、対象が限られた範囲の中で動く場合は、通り道をすべて覆う範囲を1つ描きます。手早く済み、はみ出す心配もありません。その代わり、画面のぼかされる部分は大きくなります。
方法2:範囲をつなげる
- エディタを開き、動画を読み込みます。
- 対象が最初に映るフレームまで移動し、余裕を持って範囲を描きます。
- ここから開始をクリックします。再生するか矢印キーで少しずつ進め、対象が範囲から出そうになったところでここで終了をクリックします。
- Cmd/Ctrl + Dで範囲を複製し、コピーを対象の新しい位置までドラッグします。
- コピーの開始を前の範囲の終了に合わせ(重なるように少し早めでも構いません)、同じ要領で終了を決めます。
- 対象が画面から消えるか、隠す必要がなくなるまで繰り返します。最後に全体を通して確認し、すき間がないかチェックします。
確実に仕上げるコツ
- 時間を0.数秒重ねる。 たった1フレームのすき間でも、顔が一瞬映り込むには十分です。
- 範囲は大きめに。 対象より30〜50%大きい範囲なら長く覆えるので、範囲の数を減らせます。
- 動きが速いほど範囲が増える。 1秒で画面を横切るようなものは、幅の広い範囲を1つ置くほうがたいてい楽です。
- スロー再生で確認する。 確認中は再生速度を0.5×にし、書き出す前に1×に戻してください。速度は書き出しにも反映されます。
- 顔にはモザイクか塗りつぶしを。 意図的に隠したことがはっきり伝わります。強さが大事な理由はぼかした動画は元に戻せるのかで解説しています。
このツールが向かないケース
10分間歩きながら撮るVlogのように、人がずっと動き続ける長い動画では、範囲をつなげる作業が面倒になります。その場合は、トラッキング機能のあるデスクトップ編集ソフト(DaVinci Resolve、Premiere Pro、Final Cut Pro)のほうが時間を節約できます。それでも結果は自分の目で確認してください。短い事故映像やドラレコ映像、インタビューなら、手作業でもたいてい数分で終わり、動画も端末から出ません。
よくある質問
Blur The Video に顔の自動追跡機能はありますか? いいえ。範囲は置いた場所にとどまります。動く対象は、大きめの範囲1つか、時間を連続させた複数の範囲で覆います。
範囲はいくつまで追加できますか? 必要なだけ追加できます。範囲ごとに位置、効果、強さ、開始・終了時間を設定できます。
顔が映るフレームを出さないためにはどうすればいいですか? 前の範囲が終わる少し前に次の範囲が始まるようにし、範囲は対象より大きめにします。そのうえで、切り替わる部分を矢印キーで1つずつ確認します。
作業を保存して、あとで続けられますか? はい。プロジェクトファイルを保存し、あとで同じ動画とプロジェクトファイルを読み込めば、すべての範囲が元に戻ります。